東京グール:re15巻の感想・考察。旧多の目的とは?【ネタバレあり】

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東京喰種_re 15巻の感想と考察

3月19日に東京グール:reの最新刊15巻が発売されました。

この記事では、この東京グール:re15巻を読んだ感想と考察を述べていきたいと思います。

※ネタバレ要素を多く含んでいるので本編を読んでいない方は先に読んでください!







1.六月が再び仲間に

14巻終盤ではボス的な雰囲気を醸し出していた六月ですが意外とあっさり仲間に戻ってきました。

①カネキと六月はどこか似ている

六月はどこかカネキと似ているところがあるのかなあと読んでいて思いました。

六月は自分の家庭環境が劣悪で家族を殺害してもそれに対して嘘をつき、そして、シャトーで暮らしているときも男性であると嘘をついてきました。

そんな自分が自分であるための大事な部分を嘘で固めてしまったた自分がうつろになってしまっている。だからこそ自分を明確に感じるためにも他者に依存して他者の存在があって初めて自分の存在を肯定できる。

それがあって自分の嘘を気付いていながらも優しく、そして、嘘に触れないように接してくれたカネキ(琲世)に恋する。

カネキもこの15巻で触れられていたように他者の存在ありきで行動をしているのでその部分が似ているなあと思いました。

なにより六月は本来超優しいですしね。優しいという表現が適切かどうかは微妙なところですが、トルソーの過去を聞いて殺されかけている状況下で同情してしまうほどですから。

また、自分の手を汚してまでも元のシャトーの環境を戻そうともしてますし。それなのにそのシャトーの大きな要素である瓜江と才子を殺そうとして矛盾を抱えてしまう。

それを続けていれば壊れてしまいますね。六月を見ていて思うのは辛いなあという感情だけですね。無事仲間に戻ってこれて本当に良かった!

②やっぱり昔のシャトーのメンバーが揃っていてほしい

やっぱり不知がいなくなってからどこかおかしくなってきてしまったんですよね、クインクスメンバーも。

瓜江ではないですが不知がいたらもっと丸く収まっていた気がします。あと琲世もいたら…。

最初:re読んだときはカネキじゃなくで琲世であんま面白くねえなとか思っていましたが、あの琲世とクインクスメンバーがそろっていたあの平和な頃が懐かしく感じます。瓜江が生意気なくらいがよかったんや…。

③不知が生き返ったりしないだろうか

ちょっと話はそれますけど不知の遺体がアオギリによって奪われてしまいましたが、その遺体はどうなってしまったんだろうという疑問が残っています。

嘉納がオッガイなどをつくるためのただの参考資料としてしか本当に使われなかったのでしょうか。

もしかしたらオカヒラのようにいまだ生きているのでは?と少しばかりいいように解釈してしまいたくなります。

この状況で不知が生きていたらすごい感動するのになあと思ってしまいます。

ですが、嘉納も死んでしまったし、これ以上隠している要素も見当たらないのでさすがに不知が生き返ったりはしないか…。

というか嘉納が死んだ後のオカヒラってどうなったんだろう。嘉納がいないと生命維持できなそうな会話してましたが一体生きているのやら…。まあオカヒラだからどうでもいいですけど笑

④才子はやっぱりかわいい

というかクインクスメンバーの中で瓜江と才子がいいキャラすぎる…

瓜江はこれでもかというくらいかっこよくなっているし(見た目も中身も)、才子はくそかわええ…。本当にコロポックルみたいだ。

むっちゃんが好きなんじゃボケェー!!!』には誰でも心動かされますね。

最初の方はみんなに迷惑かけるだけのお荷物だったのに今ではみんなの心のよりどころとなっていますね。カネキのことをママンと呼んでますけどクインクスの本当のママンは才子だぜ…。

2.カネキとリゼ

巻の中盤ではカネキとリゼの心の中?での会話が描かれています。

なんか雰囲気がエヴァンゲリオンみたいだなあと思いました。エヴァもよくシンジの心の中の描写が多かったですし。

そんなことは置いておいてこの二人の会話の中でいろいろな疑問点が湧き出てきます。

①和修家では人間の血が多い方が優れている

リゼの話だと和修家では人の配分が多い方が優れているとのこと。そして、リゼは逆の混じりけのないグールということで劣等、そして、将来は苗床。

ということは和修家でもCCGで主に活動することができた吉時(元局長)や政は人間の血が多いということになります。

でも、吉時や政は銃で撃たれても刀で頭を突き刺されても生きていたのでグールの血は確実に入っています。

ということは半人間?となると有馬やハイルと同じということになります。

なのにその扱いの差は何なんでしょう。明らかに吉時たちの方が優遇されています。これが本家と分家という違いなのでしょうか。

リゼは『人間の配分が多い方が優れている』という表現を使っています。

半分半分であるハーフのみであればこのような表現は使われません。ということはグールの血が1/4(クォーター)あるいはそれ以下も存在するということも想像ができます。

とするとハーフよりはクォーターの方が優秀であると仮定すれば吉時たちがクォーター(あるいはそれ以下)で有馬達がハーフという仮説を立てることができます。

吉時や政が純潔のグールであるのならばなぜこれまでCCGの人たちにばれなかったんだろうと疑問に思っていましたが、クォーターであるならばその理由も説明できます。

グールであることがばれる大きな要素は食事です。

グールであれば人間の普通の食事をとることはできないので人間と一緒にいればいるだけばれる可能性が高まります。

トーカは依子から普通の食事を少量無理矢理食べさせられていましたがこれだけであればそれほどばれないかもしれません。女子高校生があまり食事をとらないのは人間でも同じですしばれにくいと思います。

ですが、CCGという職場であれば、そして、男性であればトーカとは比べ物にならないくらいばれる確率が高まります。

付き合いで食事や飲み会があるでしょうしそのたびに少ししか食べないのであればグールの特性を知っているCCGのメンツであれば怪しいと思うのが普通でしょう。

それに:re6巻では政が瓜江を誘って会食にも参加しています。会食という場で少量しか食べないというのもおかしいものです。(もちろん会食の実態は食事ではなく会話が主体となるという観点で見れなくもないですが)

話が長くなりましたが、要するに吉時と政は普段の食生活でばれなかったということは純潔のグールではない可能性が非常に高いということです。

半人間である有馬達は普通に食事はできると有馬自身が言っているのでクォーターであっても当然普通の食事がとれるはずです。

吉時たちは優遇されていたこと、そして、食事もおそらく普通にとっていただろうことから考えると吉時と政、いわゆる本家はクォーター(あるいはそれ以下)の集まりではないかと予想されます。

そして、:re8巻では有馬が半人間をつくっていたのはどうにかして人間になりたかったんじゃないかということを死ぬ前に述べています。

これがリゼが言った人間の血が多い方が優れているにつながります。和修家あるいはVが目指すものは人間であってグールの血は薄いほど良い。

だからこそ純潔のグールであるリゼは位が低いということができます。

純潔のグールであればその子供は最高でもハーフしかつくれないので和修家としてはあまり使い道がないということになります。ただ和修家の血を絶やさないためだけの苗床としか使えませんからね。

ここからの疑問はなぜ和修家は人間になりたいのかということです。

トーカが無印の最初の方でケーキの味はどんな味か?とかなりたくてグールになったわけじゃない!といっていますがやはり和修家もグールでいることは辛いものだから人間になりたいと思っていたのでしょうか。ここら辺はいまだに謎ですね。

②リゼの赫包を食べたから竜になった

竜を生み出す要因は今考えられるのは純潔の和修家の血(核)隻眼のグールの2つです。

先ほども触れたように和修家は人間になることを目的としています。ということはリゼを含めて純潔のグールは基本的には人間と交配がなされるはずです。

そこで生まれた人間は何になるのか。

それは基本的には有馬のような半人間です。ですがまれにエトのような隻眼のグールが生まれてくることもある。

このまれに生まれる隻眼のグールのみ竜になる可能性を秘めている

これは24区の地下の王も和修家の血をひき隻眼であったことから隻眼であることは竜になるための必要条件であると推測されます。

ということは和修家でリゼのような苗床が人間とのハーフを生んでいたら隻眼のグールしかも竜にたくさんなっちゃうのではないかという疑問がわきます。

もちろんそれを上回るほどの低確率でしか隻眼のグールが生まれないということも考えられますが他にも竜になる要因はありそうな予感です。

個人的にはリゼ自身に何か秘密がありそうな気がします。

そもそも人間になりたいのであればリゼのような純潔のグールがなぜ存在するのかも謎ではあります。

純潔のグールがいるということは両親も純潔でなければなりませんし。この和修家と竜の関係については謎が多すぎます。考え始めたら訳が分からなくなってきました…。

というか:re10巻ではリゼのようなグールを純粋な和修の血を絶やさない為の母体とも旧多が述べています。

ということは純潔は純潔と交配するのが普通?でも、そうすると人間になるという目的と沿わないし、グールの血が薄い吉時たちが重用されることともつながらない…。わけわからん。

③カネキはやっぱり狙われてグールになったのか

リゼは『私はあなたが憎いわ…。あなたと出会わなければこんな目には合わなかった』とカネキに述べています。

しかし、:re10巻では旧多はカネキを狙って鉄骨を落としたわけではないといっています。あくまで狙いはリゼ。

なのにこのリゼのセリフなので話がつながりません。やっぱりカネキ自身になにか理由があったのでしょうか。このあたりもよくわからず不明…。

④カネキさんと呼んでいる

最後に疑問に思ったのがヤモリ戦などカネキの心の中で出てくるリゼは『カネキ君』と呼んでいたのにこの巻のリゼは『カネキさん』と読んでいました。

ということはこれまでのリゼとは別人?いや心の中で出てくる人間が別人という表現がおかしいのかもしれませんが、あえて表現を変えているところに引っ掛かりがあります。

ヤモリ戦はあくまで幻想、そして、この巻で出てくるリゼは本物ということでしょうか。このあたりも意図がつかめませんね。

3.すべての人間がグールになる

平子は倉元と郡に有馬がすべての人間がグールになると述べていたことを告げました。

実際に無印のときにトーカとカネキが嘘の情報を20区のCCGに提供したときの情報部の累沢という人物がグールに変貌していました。

他にも東京では各地でグール(Rc細胞過剰分泌症)になってしてしまう人が多発しています。

①竜の毒が人間のグール化の原因

才子はカネキを竜の本体から取り出すときに、竜から爆発のような攻撃を食らっていました。

そして、その後才子は回復したものの赫子のコントロールができなくなっていると睦月が述べています。

この爆発のような攻撃が怪しいと思ったらやはりこれがグール化の原因でした。

案の定才子はRc細胞過剰分泌症の症状があらわれてしまっています。同じようにこの小怪物の爆発による毒の散布がグール化を蔓延させているようです。

②グール化を食い止める方法が物語のカギ

ここで非常に重要な点はRc細胞の濃度?が変われば人間でもグールに簡単になってしまうということです。

ということは本来人間とグールはさほど変わらない生き物であるということができます。

メタ的な観点から言ってしまうと物語的にはこの人間のグール化を引き留める方法を編み出すことになると思いますがこれがストーリーを完結させるカギになるのではないかとにらんでいます。

人間とグールはCCG限定とはいえ今は協力して竜に対抗しています。しかし、竜の問題が解決したら元の関係に戻って争うことになってしまうのか。いやそうはならず共存の道を模索していくことになるでしょう。

しかし、人間とグールの共存で最も大きな壁は食事です。

グールは人間を捕食しなければならない身体ですのでそれを変えることができなければ共存なんてもってのほかです。

しかし、そこにグールが人間になれる方法があるとすればどうでしょう。

トーカや和修家を含めグールの多くは人間になりたいという願望を持っていると思います。とすればグールが人間になれる(戻れる)方法があれば共存は可能なものとなります。

これがこの東京グールという物語の最後ではないかと思うのです。

グール代表としてカネキは樹海に探索に行くといった方法でこの食事の問題を解決しようとしていましたが、このグールを人間に戻す方法があればこの問題も解決することができます。

それこそリゼが言っていた独裁者による人間の支配ではなく本当の意味での共存です。

これさえうまくいけばハッピーエンドでうまく物語を終えることができます。ここまで辛いことばっかりでしたからこんな風なハッピーエンドを迎えてほしいと考察ではなく願望でこのように思いました。

4.旧多の目的は?

14巻では局長をやめるといっていた旧多ですが、今度はVの連中とリゼを生き返らせていたようです。

しかも、リゼのことをかわいい竜と読んでいます。でも、リゼは人間やグールの姿ではなく違う生物のような見た目となっています。

これを喜んでいるということはこれまで述べていたリゼと結婚するという目的とは真逆の方向に進んでいる気がします。こんなリゼと結婚したい!とは思わないでしょうし。

陳腐な予想をするとすればこのリゼの力を使い東京を支配するといったことが考えられます。

カネキが生み出した竜によって人間がグールへと変貌する。

グールだけと化した東京の中で新たな竜であるリゼの力を使って支配する。和修家で虐げられてきた旧多は和修家すら自分の下に置き東京を自分のものとしてしまう、こんなところでしょうか。

ですがもしこうだとすると大きな矛盾が生じてきてしまいます。人間がみんなグールになったらグールのご飯がなくなっちゃうよ!ということです。

グールは人間しか食べられないのにその人間がグールになってしまう。とするとグールも自然と淘汰されてしまいます。

なので、この旧多が東京を支配する説はなさそう…。グールがグールを共食いする世界もなくはない気もしますが可能性は低そうです。

というか純潔のグールであるリゼが竜であるとすれば先ほど触れた竜の発生条件である隻眼が必要なくなってしまいます。

そうするとまた新たな矛盾が発生してしまいます。やっぱり竜も旧多の目的もまだ謎が深まるばかり。今後の進展に期待するしかなさそうです。

5.ヒデの傷

ついにヒデの口の傷もあらわになりましたね。やはりカネキはヒデの口の部分の肉を捕食していたようです。

その傷のありようはグロテスクでありながらもどこか悲しさもにおわせています。

でも、なんで口部分を食べたのだろう。14巻の考察でも述べましたが別に腕や足でもよさそうなものですが。この点についてはただ演出上の問題で特に理由はなさそうではあります。

まとめ

以上、東京グール:re15巻の感想と考察を長々と述べてきました。

やっぱり東京グールは謎が多い、というか多すぎる!それを考察するのが楽しいのですがもうちょっといろいろ判明してほしい!と思うばかりです。

14巻でも思いましたがやっぱりもう物語的には終わりに近づいている気がします。できればこれまで触れてきたような謎にはしっかり言及してほしいと願うばかりです。15巻も先が気になる終わり方となってしまったので今後の展開にまた期待したいと思います。

東京グール:re16巻(最終巻)の感想と考察をネタバレ込みで書いています。果たして物語はどのような結末をたどるのであろうか。

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